サプライチェーンマネジメント

パートナー企業との協働

パートナー企業との協働方針

ビルの管理・運営を担うパートナー企業と公正かつ良好な関係の構築に努め、パートナー企業とともにサステナビリティの推進に取り組みます。

戦略

公正かつ良好な関係構築

パートナー企業との良好な関係構築には、各現場の最前線で勤務されているパートナー企業のスタッフの方々の業務内容や業務に対する思いを理解する必要があるとの考えのもと、パートナー企業スタッフの方にインタビューを実施し、社内報での紹介を行いました。
また、当社では2015年から「協業パートナー企業表彰制度」を設けており、当社物件を担当していただいているパートナー企業スタッフの方への表彰を行っています。

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定例会議の実施

円滑な事業運営を実現するために、管理会社との情報共有を目的とした「建物管理協議会」、建築会社・設備工事会社との情報共有を目的とした「工事安全協議会」を定例会議として設定しています。ビルの管理・運営を担うパートナー企業と密に連携することにより、連携不足によって事業運営が不安定化するリスクを低減するとともに、「価値ある事業空間の提供」を実現しています。



建物管理協議会・工事安全協議会 2023年度の主な議題


建物管理協議会 工事安全協議会

避難訓練・説明

更新・修繕工事計画 工程説明

設備管理・清掃業務の教育体制、取り組み事例

ビル内クレーム・事故・トラブル報告

梅雨時期の建物点検、台風接近・大雨予測による対応

梅雨・台風対応(BCP対応)

サステナブル調達ポリシー

消防用設備点検における安全作業の取り組み

ビル管理水準の向上

建設業の残業規制強化への対応

労働災害について講和

資機材・作業員等の確保と納期

公正で適切な取引関係

パートナー企業に対しては、公正で対等な立場での取引を行うとともに、実際に法令や社内で定められた業務プロセスに則った取引が行われているかどうか、監査室による監査を定期的に行っています。





サステナブル調達方針

当社は、当社グループのバリューチェーン全体におけるESG配慮の取り組みを推進するため、当社の調達する製品・サービス等の選定基準およびパートナー企業(取引先)の選定・評価基準やその運用に係る指針を定めています。
パートナー企業の選定にあたっては、品質や価格、信用力、サービス等の基準に加えて、サステナビリティに関する取組み状況を選定、評価の基準の一つに位置付け、総合的な判断に基づいて発注の可否を検討いたします。選定、評価にあたり考慮するサステナビリティに関する項目は以下の通りで、公開情報やアンケート調査等のモニタリングにより把握します。選定・評価基準を遵守できていない場合は、パートナー企業とのエンゲージメントの継続によって、協働で改善に取り組むことを基本とし、バリューチェーン全体でサステナブル調達を推進していきます。

1.省資源、省エネルギー
2.環境汚染物質等の削減
3.生物多様性、生態系の保全
4.長期使用可能性
5.再使用、リサイクル可能性
6.再生材料等の使用や環境ラベルの取得
7.処理、処分の容易性
8.調達総量の削減
9.脱炭素化の推進
10.気候変動への対応
11.環境マネジメントシステムの導入
12.取引先企業におけるサステナブル調達の推進
13.適切な労働環境と安全衛生
14.人権尊重と多様性
15.企業倫理
16.コミュニティへの関与
17.災害時リスク管理体制の構築

リスク管理(・機会創出)

公開情報やアンケートを通じて人権をはじめとするサステナビリティリスクを把握し、改善に向けた対話や支援を通じてバリューチェーン全体での事業リスクの予防・低減に努めていきます。

STEP 1

☑ パートナー企業(取引先)に当社のサステナブル調達方針を案内

STEP 2

☑ パートナー企業(取引先)を対象にアンケート実施(リスクの把握)

STEP 3

☑ 特定したリスクの対応策・改善策についてヒアリング

STEP 4

  アンケートの定例化、さらなる潜在的なリスクと改善状況の把握


指標および目標

ビジネスパートナーとの定例会議開催回数(目標:年4回以上):
2024/3期 年4回以上