サプライチェーンマネジメント
パートナー企業との協働
方針
パートナー企業との協働方針
ビルの管理・運営を担うパートナー企業と公正かつ良好な関係の構築に努め、パートナー企業とともにサステナビリティの推進に取り組みます。
サステナブル調達方針
当社は、当社グループのバリューチェーン全体におけるESG配慮の取り組みを推進するため、当社の調達する製品・サービス等の選定基準およびパートナー企業(取引先)の選定・評価基準やその運用に係る指針を定めています。
パートナー企業の選定にあたっては、品質や価格、信用力、サービス等の基準に加えて、サステナビリティに関する取組み状況を選定、評価の基準の一つに位置付け、総合的な判断に基づいて発注の可否を検討いたします。選定、評価にあたり考慮するサステナビリティに関する項目は以下の通りで、公開情報やアンケート調査等のモニタリングにより把握します。選定・評価基準を遵守できていない場合は、パートナー企業とのエンゲージメントの継続によって、協働で改善に取り組むことを基本とし、バリューチェーン全体でサステナブル調達を推進していきます。
| 物品・サービスの選定基準 | パートナー企業(取引先)の選定基準 |
|---|---|
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1.省資源、省エネルギー |
1.気候変動への対応 |
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2.環境汚染物質等の削減 |
2.環境マネジメントシステムの導入または これに準じた取り組み |
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3.生物多様性、生態系の保全 |
3.取引先企業のサステナビリティ方針の策定 と実践 |
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4.長期使用可能性 |
4.取引先企業におけるサステナブル調達の 推進 |
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5.再使用、リサイクル可能性 |
5.適切な労働環境と安全衛生 |
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6.再生材料等の使用や環境ラベルの 取得 |
6.人権尊重と多様性 |
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7.処理、処分の容易性 |
7.企業倫理 |
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8.調達総量の削減 |
8.コミュニティへの関与 |
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9.脱炭素化の推進 |
9.災害時リスク管理体制の構築 |
戦略
公正かつ良好な関係構築
パートナー企業との良好な関係構築には、各現場の最前線で勤務されているパートナー企業のスタッフの方々の業務内容や業務に対する思いを理解する必要があるとの考えのもと、パートナー企業スタッフの方にインタビューを実施し、社内報での紹介を行いました。また、当社では2015年から「協業パートナー企業表彰制度」を設けており、当社物件を担当していただいているパートナー企業スタッフの方への表彰を行っています。
定例会議の実施
円滑な事業運営を実現するために、管理会社との情報共有を目的とした「建物管理協議会」、建築会社・設備工事会社との情報共有を目的とした「工事安全協議会」を定例会議として設定しています。ビルの管理・運営を担うパートナー企業と密に連携することにより、連携不足によって事業運営が不安定化するリスクを低減するとともに、「価値ある事業空間の提供」を実現しています。
公正で適切な取引
パートナー企業に対しては、公正で対等な立場での取引を行うとともに、実際に法令や社内で定められた業務プロセスに則った取引が行われているかどうか、監査室による監査を定期的に行い、適正・適切な業務報酬の支払いを行っています。
サステナビリティレポート2025(P.27 サプライチェーンマネジメント、P.35 パートナー企業との取り組み) [PDF:3,682KB]
リスク管理(・機会創出)
公開情報やアンケートを通じてサステナビリティリスクを把握し、改善に向けた対話や支援を通じてバリューチェーン全体の事業リスクの予防・低減に努めるとともに、サステナブル調達を推進しています。アンケートには「人権」「労働」「環境」「公正な事業活動」「品質・安全性」「情報セキュリティ」「サプライチェーン」「地域社会との共生」の各分野を網羅するGCNJが開発したSAQを使用し、年度毎に抽出した主要サプライヤーに回答を依頼しています。回答は取引先毎に集計、結果をフィードバックして必要に応じてエンゲージメントを行っています。