個人投資家のみなさまへ

どんな会社?

競馬場の再興から始まり、
現在は特色ある賃貸不動産を
展開する会社

1948 競馬場の再興が創立の原点

戦後間もない1948年「阪神競馬場の再興を」の熱い声を受けて創立

1949年 完成直後の阪神競馬場(兵庫県宝塚市)

戦後間もない1948年、軍用飛行場に転用されてしまった旧阪神競馬場を再興しようとの声が関西馬主・財界人を中心にわき起こりました。当社はそのような強い想いを背景に農林省(現:農林水産省)の賛同を得て、「阪神競馬場」の建設と競馬の振興を図ることを目的に創立されました。創立の際に京阪神急行電鉄(現:阪急電鉄)の支援を受け、社名は「京阪神競馬株式会社」と称し、事業を開始しました。

場外馬券売場(現:ウインズ)を開設

農林省の要請に応じ、大阪の梅田、難波、京都の祇園、神戸の元町といずれも繁華街に場外馬券売場(現:ウインズ)を開設しました。ウインズビルはこれ以降70年近くに渡り、当社の主力事業として賃貸を続けています。
また、同時期に大阪証券取引所に株式上場を果たしました。

  • 「場外勝馬投票券発売所」竣工(1949年)

1956 不動産業の歩み始め

1956年、社名を「京阪神不動産」に変え、本格的な不動産会社として再出発

競馬の運営が日本中央競馬会(JRA)に移管されるのに伴い、当社の阪神競馬場も日本中央競馬会へ譲渡することになりました。阪神競馬場と引き換えに宝塚市の山林を取得。この山林を造成し、宅地として分譲するところから当社の不動産業としての歩みが始まりました。
1962年には大阪市の御堂筋沿いに賃貸オフィスビルを建設し、一方でマンションや戸建住宅の分譲も手掛け、賃貸と分譲で売り上げを二分する業容となりました。

  • 当時の宅地造成の様子

  • 瓦町ビル

1976 商業施設を全国展開

1976年からロードサイド型の商業施設を全国展開。大規模ショッピングモールの先駆けとして注目を集める

1976年からはロードサイド型の商業施設を北は北海道から南は九州まで、全国で展開します。1992年には大規模ロードサイド型商業施設の「ウエルタ新宮」が竣工。大規模ショッピングモールの先駆けとして、多くの注目を浴びました。

  • オープン当時のウエルタ新宮(2014年に閉鎖)

1988 IT技術の変化に対応

1988年、データセンタービル第1号竣工。IT技術の変化に合わせた高い機能提供に努める

1988年には当社のデータセンタービル第1号となる新町第1ビルを竣工。当時は中堅企業のオフィスコンピューター置き場としてご利用いただいていました。以降IT技術の変化に対応しつつ、免震構造などによる高い防災性能、大型非常用発電機による電力供給の信頼性、高速大容量回線の引き込み、先進的なセキュリティシステムなどの最新のスペックを誇るデータセンター専用ビルの棟数を増やしています。

  • 新町第1ビル(当社初のデータセンタービル)

1996 賃貸事業に特化

分譲事業から撤退。特色ある賃貸事業に特化して展開

バブル崩壊後に人手のかかる分譲事業からは撤退し、1996年からは賃貸事業に特化します。これ以降はオフィスビル、データセンタービル、ウインズビル、商業施設・物流倉庫という特色ある賃貸事業を展開しています。

2000 商業施設レールサイドへ

2000年代、各地域のニーズや立地特性にあわせてレールサイドへさまざまな商業施設を展開

各地域のニーズや立地特性にあわせて、商業施設をロードサイドからレールサイドへも展開。いずれも有力企業にご入居いただき、地域のみなさまの豊かな暮らしをバックアップしています。
京都の商業中心地である河原町通沿いに立地する商業ビルでは、2014年に全館リニューアル工事を実施しました。ひときわ目立つ白の外観デザインは、街との一体感や賑わいのある空間を創出しています。

  • 四条河原町ビル(京都府京都市)

2009 首都圏進出で業容拡大

首都圏への進出でさらなる業容拡大

当社初の首都圏での物件となる御成門ビルを竣工。オフィスエリアとして人気の高い日比谷通り沿いに立地しており、屋上緑化や壁面緑化などに積極的に取り組み、2010年に「東京都港区みどりの街づくり賞」を受賞。これ以降は業容の拡大と地域集中リスク低減のため首都圏での物件取得を積極的に進め、現在では首都圏で5棟の賃貸物件を保有しています。

  • 御成門ビル(東京都港区)

  • 虎ノ門ビル(東京都港区)

2023~ 長期経営計画が始動

長期経営計画が始動

2024年3月期~2033年3月期の10ヵ年の計画のもと、当社を取り巻く外部環境の変化に対応できる基盤や体制の一段の整備を図り、新たな事業への取組みを推進しています。資産の拡充と組み換え、および投資手法の多様化によって資本効率の向上を図り、成長を加速させていきます。